就活生へ

基本的にはこれから就活を一から始める新大学1,2,3年生向けですが、場面によっては就活が本格化している4年生も役立つかもしれないです。

【就活生へ】就活って何をすればいいの?Part2

前の記事で適性試験、特に基礎能力を図る試験について話をした。(適性試験の種類や対策について話しだすとそれはそれでキリがないので本を買うなりネットで調べるなりしてほしい。)

 

今回の記事では性格や個人の仕事への適性をみる診断テストについて話をしたい。これも企業によって様々あり、紙ベースで実施する企業もあればウェブで実施する企業もあり、企業独自で問題を作成する企業もあれば外部の企業に委託をして実施する企業もある。

 

この種の適性試験への対策は?と聞かれたら単刀直入に言うと「ない」と答えることになろう。対策がないというのは、この手の企業にはこのように回答して、、、のような「まさにこれ!」という対策はない、という意味である。就活本には「回答例」のようなものが書かれていたり、「こう聞かれたらこう答えなさい」というアドバイスが書かれているのもある。しかし、私一個人の意見としては、診断テストへは正直に答えるべきだと考える。

 

これは企業に対して誠実にあるべきだ、という綺麗事を言いたいわけではない。企業によって採用したい人物像があり、それに近い回答をする学生は優遇をするか、かけ離れた学生を足切りするか、のような位置付けでこの診断テストを利用するであろう。これも能力の適性試験と同じで、スタートラインに立つためには、あるいはスタートラインに立ったあとに有利に採用フローを進めるためには診断テストも重要なファクターであることは疑いようがない。それでもやはり取り繕った回答をするべきではないと考える理由はいくつかある。

 

1つ目は診断テストの結果とES、面接での受け答えに整合性がないと結局先には進めないし、この整合性をとるためにはそれなりに体力が必要だから。これは例えば診断テストでは「他人を巻き込んでリーダーシップを発揮した」と回答したとしても、実際にそれを疎明するようなエピソードや受け答えが出来なければ企業側としては疑念を抱くだろう。診断テストでの回答と受け答えでの矛盾がないようにするのは骨が折れることだ。ありのままの自分でいることが一番ストレスがなくスムーズな対応ができることだろう。

 

2つ目は、診断テスト中の回答の一貫性が求められているということ。これは簡単に言うと、自分をよく見せようとする回答は過去の回答例の統計からある程度判断されてしまうと言うことだ。自分をよく見せようとするがあまり回答への一貫性を欠き、かえってマイナスなイメージを企業に与えてしまう可能性がある。

 

3つ目は、取り繕った性格が入社後に仇となるケースがある、ということだ。診断テストでの結果で配属先が決められたり、期待される仕事が違ったりすることもある。目先の内定に目が眩んで、運良く内定をもらっても入社後に苦労することもあるので注意が必要である。

 

4つ目、これが個人的に一番重要だと考えている理由かつ一番の綺麗事なのだが、「企業が求める人物像に近づくこと」が一番の近道であるということだ。就活まで時間があるのならば、自分を磨いて企業が求める人物像まで自分を高めて、自然体で診断テストを受けるのが最善であろう。企業が求める人物像が例えば「継続性がある学生」であるならば、就活までに継続性を裏付けるための努力をするべきだ。(大学入学してからの数年で継続性を語るな、と言われたらそれまでだが。)

 

語り始めると止まらないので今日は一旦この辺で。