就活生へ

基本的にはこれから就活を一から始める新大学1,2,3年生向けですが、場面によっては就活が本格化している4年生も役立つかもしれないです。

【就活生へ】相手を知ること

 

就職活動において陥りがちなのが、自分を良く見せようとするあまり、自己分析やESに時間を割き、相手を知ることについて疎かになることです。よく聞かれるのが「就職活動では何が大事ですか?」という質問ですが、これについては「すべてが大事」というほかありません。(もちろんこの回答で突き放しているわけではないです。)ここで言うすべてとは業界研究、企業研究、ES、SPI、面接、どの対策が欠けても内定という目標から遠ざかってしまうということです。以前の記事でも書きましたが、目標が幅広すぎると1社あたりにかける時間が少なくなってしまい逆に非効率を招きます。


面接官の心情に立って話をします。(面接官の経験はない。)一般論として、評価が横並びの学生がいたとしたら、他社もいろいろみていて第1志望群です、とする学生よりも、御社で是非働きたい、という学生の方が評価として有利に働くでしょう。


何が言いたいかというと、繰り返しになりますが広く浅くよりも狭く深くのほうが対策も立てやすく内定に近づく可能性が大きいということです。目的を見失わないようにとしなければなりません。


より具体的に相手を知ることについて話をします。例えば今受けようとしている企業がどのような企業か、ということです。今、世間一般には「売り手市場」と言われています。これは簡単に言うと企業の出す求人よりも志望する働き手のほうが多いことを意味します。しかしこれは当然「希望すればどこでも入れる」だとか「内定をもらいやすくなっている」ことを意味しているわけではありません。日本には大企業から中小企業まで何十万と企業があります。その中で、「誰でもいいから来てほしい」という企業ももちろんあるだろうし、「優秀な学生を選別したい」という企業もあるでしょう。自分がどういった企業を志望しているのか今一度立ち返って下さい。自分が志望しているのはとにかく人手が足りないような企業なのか、ある程度志望者が多く競争が激しい企業なのか。人手が足りない企業であれば、失礼な言い方をするとよほど人間的に問題があると判断されなければ採用されるでしょう。しかしこの記事を見ている学生はおそらく大学卒業という資格を携えた第一新卒と言われる層が多いでしょうし、応募要件に「4年制の大学卒」と指定した企業を志している学生が太宗だと思います。「4年制の大学卒業」を応募要件にしている企業はおそらく人手が足りず誰でもウェルカムというよりは、少子高齢化が進み就労人口が減っていくであろうこのご時世でより優秀な学生を確保したい、という方が多いことと思います。私はいずれの企業の良し悪しを論じるつもりはないです。「自分が」どちらかといえばどちら寄りの企業を志望しているのか、理解しておくことが重要だと言うことを言いたいのです。相手を知れば、それに対する対策を立てやすくなります。

 


今日はマインドセットといいますか、相手を知ることについて触りだけお話しました。